yumegakureblogの日記

日日是好日…のたりのたりかな

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

咲梅来春

北風吹けど陽射しのあたる小梅の木一人分の冬の悲哀を取り込めば一つの蕾目を覚まし花一輪咲けばその度春を呼び枝一杯梅が咲く頃は南風を誘う風向きが少しでも変われば人の思いも変化する花の務めは春の兆しを告げること今、梅の花咲き誇り春が来たおしまい…

つれづれ散歩118 柴又帝釈天辺り

東京都と千葉県の境に流れている川が江戸川です。この江戸川を渡った千葉県側には律令制度の時代の国の出先機関の(国府)があり、柴又はその通り道だったと思われます。柴又の辺りは微高地になっており古代から栄えていた思われ、この辺から前方後円墳も発掘…

水天一碧

心が曇った時には空を見上げればいいきっと蒼天が心に染みてくる心に涙が溜まった時には川を見つめればいいやがて水流が心の淀(よど)みを洗い出す如月 寒空水天一碧(すいてんいっぺき)時を忘れて立ち尽くし過ぎ行く想いを彼方に投げ入れる

雪片❄️(せっぺん)

夜に至る頃風も雪も飛び乱れ人の足跡次々と道に刻まれそれもいつしか雪に覆われて乱舞した雪が心の痕跡も複雑な感情も一緒に埋め尽くす長い時間をかけて一つ一つの記憶が小さな雪の結晶に溢れるほど染み込んでいくそして迎えた朝の陽射しを浴びた時雪片は一…

続紫野綺譚その5 [MURASAKINO]   発端 2

このお話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆その宴会というのはもしかしたら、随分前にあった柳田 準さんのお店の事かしら⁉️私も出席していたけれど…ホログラムスクリーンの中の太郎の母親のユイが真幸に問いかけた。はい、その通りです❗真幸が答…

蒼穹(そうきゅう)

喜こびで空を見上げた人の笑顔をより華やかせ怒りをもって空を見上げた人の目の色も静かに変えさせて哀しみにくれて空も見上げられない人の心の奥まで染み渡り楽しさを押さえ切れず見上げる人の心の躍動は大空さえも弾ませて蒼穹の空の下人々の喜怒哀楽は青…

続紫野綺譚その4 [MURASAKINO]   発端1

この話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆白百合旅館の女将薫の声が部屋の中で響いて収まると霧隠真幸は言った。女将さん❗申し訳ありません。少し省略し過ぎました。もう少し、詳しく説明します。まず、私の母親の菜子が行方不明と言いましたが、…