2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
JR有楽町を銀座方面に出ると、首都高速の向こう側に(マロニエゲート)と呼ばれる建物が見えてくる。右側の低い建物は、曾ては(プランタン銀座)と呼ばれたスーパー(ダイエー)系列の百貨店として開店した。しかし、時代は移り変わり、(ダイエー)は(イオン)に吸…
江戸時代以前、銀座や東京駅、有楽町辺りは、(江戸前島)と呼ばれた(砂州)で出来た半島であったらしい。荒川(今の隅田川)や旧利根川等によって大量の土砂が山から運ばれてきて、ここに砂州を形勢したと思われる。今の丸の内から日比谷は、(日比谷入江)と呼ば…
JR王子駅を降りるとすぐ傍に(音無親水公園)がある。丁度、飛鳥山と王子神社の間の位置にあたる。地方の温泉街に行くと石垣で囲まれた川が流れているのをよく見かけるが、まさにそういう長閑(のどか)な雰囲気が漂っている。石神井川は、東京都小平市花小金井…
上野の西郷さんの銅像辺りから、上野台地の縁に沿って走る京浜東北線で北に少し行くと(王子)の町に着く。王子には有名な神社が2つあり、1つが(王子稲荷神社)、もう一つが(王子神社)。この神社は、明治の時代になるまでは、(王子権現)と云われていた。江戸…
日本国内に神社は約88.000社あるらしい。その中の約44.000社が(八幡神社)と呼ばれるものらしい。次が、(稲荷神社)で約36.000社。ということは、数だけで言えば、日本の神社は(八幡神社)と(稲荷神社)ということになる。商売をしている建物には、必ずといって…
JR(御徒町駅)を出て、(上野松坂屋)の前を通り過ぎ、そのまま進むと切り通しの坂道になる。この本郷台地の少し急になった坂道を登って行くと左手に(湯島天神)がある。(お茶の水駅)から(聖橋)を渡ってからも訪れる事ができる。(湯島天神)は学問の神様と云われ…
本郷通りに面している(東京大学赤門)は、元(加賀藩邸)がこの場所にあった事を物語っている。第13代加賀藩主が第11代将軍の徳川家斉の娘を正室に迎えた時に建立された。当時、三位以上の大名が将軍家から妻を迎えた場合、その居場所を(御守殿)といい、表…
本郷三町目の交差点を過ぎて本郷通りを少し行った辺りに緩やかな坂がある。その上り坂を(見返り坂)、下り坂を(見送り坂)という。その昔、江戸を追放された者の親族が見送りした所が(見送り坂)で、追放された者が思わず振り返った所を(見返り坂)というらしい…
少々昔、朝早くから新幹線で大阪や名古屋方面に向かう時に、窓から富士山が見えると何か得した気持ちになった事が度々あった。特に、三島駅辺りで快晴☀の日に観れる時は、ときたま車内放送で(只今、進行方向右手に富士山が見えております)とコメントがあった…
江戸城を防御する為の堀は、螺旋状を描いている。平仮名の(の)の形に近いが、内側が内堀、外縁が外濠と云われている。町全体を堀や土塁で囲んだ城壁の事を(惣構え)と呼び、戦いが長期になっても籠城することができた。(防御要塞)ということになる。江戸城を…
今のJR市ヶ谷駅には、外濠沿いを中央線が走っている。江戸時代には、(市ヶ谷見付)があった。見付とは、枡形(ますがた)の(城門)の外側の部分で(見張り番)が置かれていた。場内に不審者が入らない様にするための警備所であった。江戸城には合計36の見付があ…
麹町は(武蔵野台地)から続く台地の上にあり、起伏がかなりある。外濠と内堀に遮られている為に、(麹町台地)という呼名もある。この台地の西に(紀尾井坂)という坂がある。今回は麹町界隈を訪れたもう一つの理由の(紀尾井坂)の話。麹町の西の端には外濠があり…
江戸城を囲む堀は、大まかには渦巻型或いは平仮名の(の)字に近い形になっている。内側にある堀を(内堀)、外側にあるのを[外濠(外堀)]という。外濠は城を回りながら、東部を流れる隅田川に繋がっている。(麹町)と呼ばれているのは、内堀の(半蔵門)から外濠の(…
今回の散歩はかなり遠出して、千代田区麹町辺り。仕事関係で少しは行った事はあるけれど、私としては、全く未知の領域に足を踏み入れる事になった。最初は、内堀の西にある(半蔵門)。江戸城については、今後じっくりと調べる予定。今回は、単純に(半蔵門)の…