yumegakureblogの日記

日日是好日…のたりのたりかな

2022-01-01から1年間の記事一覧

夢隠紫野 人物綴

[夢隠異聞]から[紫野綺譚]に至るまで長い物語となったので登場人物が沢山出てきました。登場人物の関係がよく解らなくなったので整理して欲しい✨という依頼が以前からありました。話が完結したので今回、整理してみる事にしましたとりあえず(あいうえお順)で…

続紫野綺譚その14 [MURASAKINO]      夢幻は無限へと

この話はバーチャル世界🌍️の続き話の最終話になります。 ☆ ☆ ☆真幸は太郎と追っ手のサンタナが時空間移動で居なくなると隠れていた木陰から出てきた。それから、太郎が再びこの世界へ舞い戻って来た時の為の準備を始めた。問題は太郎と落ち合う為の移動手段を…

続紫野綺譚その13 [MURASAKINO]   死闘3

この話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆逃げる太郎は万が一の場合に備えて真幸と前もって打ち合わせした通りに行動していた。基本的には時空間を移動できる太郎だけを必ず相手はターゲットとして追い求めて行くはずだ❗予測していた。それゆえに…

続紫野綺譚その12 [MURASAKINO]   死闘2

この話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆太郎と真幸は暗い隅田川沿いの遊歩道を川上に歩き続けた。白髭橋を通る明治通り辺りまでは川沿いまでマンションが立ち並んで人の往来も多かった。最初にこ時代の扉を開けて到着した石浜神社まで来ると人通…

続紫野綺譚その11 [MURASAKINO]   死闘1

この話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆ 初老の男は追跡していた女性の様子を見守っていたが、知り合いらしいの男が来て長い話になりそうな雰囲気になった。これ以上は彼女の周りにいても役に立つ事はないだろうと思った。男はスタバ☕✨を出ると…

続紫野綺譚その10 [MURASAKINO]       遭遇2

このお話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆京都 大原の[(美々)白百合旅館]から霧隠真幸と肝付太郎がタイム・トラベルへ旅立つ時間が近づいてきた。真幸は昨夜から太郎の腕時計⌚型コンピューターを借りて新な機能を付け加える作業に追われていた。…

続紫野綺譚 その9 [MURASAKINO]   遭遇1

このお話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆京都大原の[美々白百合旅館]の朝は早い。お客様の朝食の準備の為に夜明け前から厨房では作業に追われている。女将の薫も毎朝の日課である三千院のお詣りを済ませるとその作業に参加してテキパキと指示を…

続紫野綺譚その8 [MURASAKINO]   旅立2

このお話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆京都の北東に位置する大原の白百合旅館の周りに暗闇に染まって行く頃に旅館の裏手にある居間の部屋で真幸が実験についての説明を皆の前で語り始めた。この時計⌚型コンピューターが異なる時間帯でも通話…

夏の香

暑い陽射しの言葉の影に見え隠れするは夏への想いの楔か風に舞い乱れた黒髪に纏わり付くのは眩いほどの夏の香か行けど戻らぬ時が過ぎ今では仄かな想いは珈琲の香りと苦味に置き換わったやがて失った夏の香は白い雲に溶け込み遥か先に流れゆき消え去った ☆ ☆ …

続紫野綺譚その7 [MURASAKINO]   旅立1

この話はバーチャル世界🌍️の続き話になります。 ☆ ☆ ☆ 京都大原の[美々白百合旅館]で旅館の主人の銀太の質問に真幸は答えた。太郎さんをお借りしてもう一度、二人で前回太郎さんが訪れた時代に行こう❗と思っています。太郎さんが作ったコロナウイルスの防御の…

LBJ20220810

Roiさん企画の#LBJ参加blogになります。Part2 [茜空に集いて]陽入る頃僅かばかりの赤寂(せきじゃく)の時日々繰り返し繰り返されるも同じ色は無し闇至る迄の夢幻の時をただただ彷徨いて赤寂に想い巡らす時の跡 ⭐ ⭐ ⭐ 再び、サンタナも出てもらいましょうさて…

LBJ20220810

2022年8月10日Part1 [空顔 集(つど)いて]今回はRoiさんの企画に賛同しての#LBJ への参加blogになります。そんな雲の写真のイメージに合わせて題名を付けてみました1、希望2、黒龍の頭3、雲の足跡 (右上に彩雲有り)4、ハーフ&ハーフ (下半分は夕陽に染まって…

結び

結び結ばれ解き放たれ一筋の白い糸が舞い上がる何処の縁(えにし)を求め時の中で流れ流され彷徨いてやがてもう一筋の糸と絡みて吉と成す一筋の糸が始まりか結びが始まりかメビウスの輪の中で幾度も繰り返し繰り返されて永遠(とわ)となる※メビウスの輪の写真は…

結び

結び結ばれ解き放たれ一筋の白い糸が舞い上がる何処の縁(えにし)を求め時の中で流れ流され彷徨いてやがてもう一筋の糸と絡みて吉と成す一筋の糸が始まりか結びが始まりかメビウスの輪の中で幾度も繰り返し繰り返されて永遠(とわ)となる※メビウスの輪の写真は…

紫野綺譚外伝その3 [MURASAKINO]     帰還

これはバーチャル世界️のお話です。 ☆ ☆ ☆有名な脳外科医のドクター白神は会議の為に渡米した後、行方不明となった。しかし、それから3ヶ月後日本国内の彼の住まいの最寄り駅のホームの椅子に座っている所を発見され保護された。しかし、行方不明の間の詳細…

夏の朝

雨上がり後の雲多かりし蒸し暑い日なれども風に吹かれながらただただ歩く遊歩道幾度も幾度も訪れた道だけと目の前の彩りはとどまることを知らず日々と共に季節の扉を開けて移り行く花咲く春から落ち葉舞う冬まで同じことを繰り返し繰り返しやがて時が永遠に…

つれづれ散歩 日比谷

東京の地名を見ていると渋谷、千駄ヶ谷、日比谷、谷中とか(谷)が付く地名をよく目にする。今ではビルで覆われているのでよくわからないけれど、早い話、(谷)が付く場所は昔は低い土地であったという事なのです。少し前まで銀座線の渋谷駅は東急百貨店の3階に…

紫野綺譚外伝 その2 [MURASAKINO]   旅籠 きりのや

これはバーチャル世界️のお話です。(はじめに)主人公の三田直次郎は何百年に一人しか現れぬ古来薩摩から伝わる(狗吠の秘術)の使い手。この秘術はこの渦に巻き込まれる物は全て消し去ることができると云われているが誰も見た事がない為にその真偽は定かではな…

夏の早朝ラビリンス

夜明け前のスタバで飲みかけのカフェラテに溶け込んだのは貴女の心の声ですか夏の夜の匂いが漂うテーブルの片隅に置き忘れたのは貴女の夢の影ですか夜の静けさと朝のざわめきが交差するほんの少しの間に灰色のラビリンスに迷い込み無色透明な時と空間でデラ…

黒白

曇った鏡の中で貴女が洩(も)らした言葉は嘘ですか?それとも振り向きざまの溜息交じりの一言が本当ですか?想い出は時が過ぎればセピア色貴女の言葉もやがて無彩色に変わるでしょう心のアルバムの貴女の言葉はコインの表のようでもあり裏のようでもありくる…

残火の如く

帰り道時の狭間(はざま)に陥(おちい)る時夢の残り空の果てで焼き尽くされ雲を赤く染め幾重にも重なる雲波を醸(かも)し出すやがて残り火尽きて闇に闇へと移りゆくこの一時を双眸に刻み我に返りて家路を急ぐ今日から今年の後半戦です暑さ☀️の続く文月です。今…

つれづれ散歩 旧新橋停車場

1872年(明治5年)に新橋と横浜の間に鉄道が始めて開通した。その時の新橋駅を再現した建物が出来ているという話を知って出掛けてみました今の山手線の新橋駅から、少し離れた場所に最初はあったようです。今回は写真多めです。高層ビルの合間にこんな憩いの場…

紫野綺譚外伝[MURASAKINO]    露と消ゆ

この話はバーチャル世界🌍️のお話です。 ☆ ☆ ☆斉彬(なりあきら)が祖父の重豪(しげひで)から初めて鷹狩りに誘われた。西洋話を聞くに行くので「一緒についておいで」という誘いは度々あったが、鷹狩りなどは今までに一度もなかった事はあった。「どういう用意を…

赤い瞳

西空に一つ目が目を閉じて堕ちていく半目の赤い瞳を閉じれば暗闇招く梅雨空に隠れて見えなかったストロベリームーンの名残惜しさか今赤い瞳を閉じてゆくおしまい。

緑小路

梅雨空から雨の雫落ちたあと木の葉には幾つもの水滴つきまとう大通り一筋入った緑小路(みどりこうじ)雨の匂いに誘われてここまで歩いては来たけれどどこまで続くか石畳濡れた緑の色艶に抱(いだ)かれてもう少し歩いてみようか気が向くままに雨の日の花菖蒲紫…

梅雨夕空

空一面鉛雲西端の僅かな切れ目は夕焼けか墨絵のような梅雨空に一瞬見えたオレンジ色は地獄の業火か希望の明かりか迷える心に慟哭が押し寄せる6月10日 18時19分 東京おしまい。

昔の話 京都市電

今から40年も前、京都にはまだ、市電が走っていた。その頃は地下鉄はなかったので市バスか市電が住民の足でした。当時のざっとした路線図は️市街地を囲むようにして内側の何本かの大きな通りを縦横に市電が走っていた訳です。京都の市電は日本で最初に出来た…

陽入る頃🌇

西の空遥か地平に陽入る頃端空で照れ笑いか空を染め一日の想いの全て吸い込むと黒波の地平線上に陽が浮かび後は何もかも深い暗い闇に沈んでゆく数え切れない程の長い年月今日一日、恙無(つつがな)し恙無くしやと繰り返し呟きて夕陽赤く想いを滲(にじ)ませ沈…

彼方へ

幼き頃信じていたのは身も心も縦横無尽自由自在若き頃道筋が分かれる度に優柔不断右往左往それから、歳を重ねて繰り返したのは暗中模索七転八倒遥か彼方(かなた)に確かに何かが見えていたはずなのに未だに辿り着けず前途遼遠時は経ち身は錆びつき心も塞ぎそ…

たそがれどき

夕空に闇が迫りしたそがれどき時が声無き叫びをあげながら端空(はしぞら)を刃(やいば)で引き裂いた切り口は赤色一文字陽の光華やかに妖しく瞬(またたい)て西空に紅(くれない)の帯染めていく彩り豊かな紅帯の狭間に見えるのは歓喜の渦かそれとも悲哀の残夢か…