yumegakureblogの日記

日日是好日…のたりのたりかな

夏の早朝ラビリンス




夜明け前のスタバで
飲みかけの
カフェラテに
溶け込んだのは
貴女の心の声ですか

夏の夜の匂いが漂う
テーブルの片隅に
置き忘れたのは
貴女の夢の影ですか

夜の静けさと
朝のざわめきが
交差する
ほんの少しの間に

灰色の
ラビリンスに
迷い込み

無色透明な
時と
空間で
デラシネのように
彷徨(さまよ)い続ける

やがて
貴女の
小さな背中に
一筋の
夏の朝の陽射しが
降り注ぎ

ラビリンスの
出口への道筋を
誘(いざな)っていく




デラシネとはフランス語で根なし草。
ラビリンスとは迷宮、迷路。



おしまい。