yumegakureblogの日記

日日是好日…のたりのたりかな

続紫野綺譚その7 [MURASAKINO]   旅立1

この話はバーチャル世界🌍️の
続き話になります。

         ☆     ☆     ☆  
京都大原の[美々白百合旅館]で
旅館の主人の銀太の質問に
真幸は答えた。

太郎さんをお借りして
もう一度、
二人で前回太郎さんが
訪れた時代に行こう❗
と思っています。

太郎さんが
防御の為の飲み薬💊を
入れ換えるしかないと
思っています。

そうすれば、
何もかもなかった事に
なる訳ですから…

それに
その時の太郎さんの行為も
無にならない❗
と思えるのです。

しかし、
悪名名高いDNCの事ですから
あの時代にも見張りを
付けている可能性もあります。

それもあって
二人で行こうと思うのです。

こちらの時代で
太郎さんが偽物の薬💊を
完成させ次第、
出発したい❗
とは思っています。

春菜は
こちらの時代に残って
ユイさんとサキさんを
守ってもらいます。

ユイさん太郎さん❗
それで宜しいですか⁉️

その時、
太郎の横に座っていた
サキが真幸に尋ねた。

ちょっと待って❗
真幸さん❗
その時代へ行っても
太郎さんに
危険はないのですか⁉️

真幸はサキと目があった。

それは、私にもわかりません❗
さっきも言ったように
DNCに待ち伏せされてる
可能性もあります。
その為に太郎さんだけではなく
私も一緒に
行く事にしたのです。

そうしないと
私も母親の菜子の安全を
確保する事が出来ませんから…

もう一つの質問の
DNCの相手については
今のところは
正確な情報がありません。

しかし、
母が捕まえた男の口からは
時間を移動できる人物の
名前だけは聞き出しています。

その男は仲間からは
と呼ばれているようです。

誰もいない湯船に
白百合旅館の女将の薫は
一人で浸かっていた。

窓から湯気が外に
流れていく様を
ボンヤリと見ていた。

今頃
太郎さんは偽物の風邪薬を
作っていることだろう。 

そして、
娘のサキは
きっとその傍に
離れずに居るだろう。

薫には
その若さや純粋さが
羨ましく思えてきた。

しかし、
今の私に必要なのは
身体と心を
ゆっくり休めること
かも知れない。

太郎さんが
無事に戻ってきたら、
銀太さんと一緒に
少しこの大原から
離れた場所に行ってみよう🎵

そうだ❗
蒼い海と
青い空に
白煙を上げる雄大な
桜島の景色を
見てみるのも良いかもね🎵

後で
鹿児島に住む
ユイさんに相談してみよう🎵

薫は
流れる湯気の先に
桜島の白煙を浮かべていた。


翌朝、
遅めに太郎は起きると
真幸の部屋を訪ねた。

それから
二人で打合せをした。

その時に真幸は
太郎の腕時計⌚型
コンピューターにある装置を
加えたいと言った。

それは
二人が時空間移動の時に
時代が異なった時代に
行った場合や
異なる場所に行った時でも
いつでもお互いに連絡が
取れるようにする為の
装置であった。

そんな装置があるのですか⁉️

太郎は真幸に聞いた。

この装置は
私が作り出したのです。

太郎さんの
腕時計⌚型コンピューターを
少し私に貸して下さい。

今日の夜までには
何とか
完成させますから…
そして
出発は準備を整えた後、
明日の早朝にしましょうか⁉️

それまで
太郎さんは
サキさんと二人で
ゆっくりしていて下さい🎵

そう言い終わると
真幸は作業に取り掛かった。


サキは
学校を休もうかとも思ったが
太郎がサキが留守の間には
旅立つことはない❗
ハッキリと言ってくれたので
いつも通りに学校へ出掛けた。

帰宅時間になり
校門の所へ行くと
太郎が立っていた。

ビックリして
サキが駆け寄った。

どうしたの⁉️
今から旅立つの…⁉️

嫌、まだだよ❗
ちょっと、
下宿先に戻って
必要な物を取ってきたんだ。
それに
サキちゃんと
デートもしたかったので
此処で
待っていたんだ🎵

嬉しい…🎶

サキが顔を赤らめて呟いた。

周りの女子高生が
二人のやりとりを横目で
見ていたりするので
一層、
恥ずかしくもなったようだ。

そんな事はお構い無しに
太郎はサキの手を握ると
二人で
三条大橋の方に
向かって歩き始めた。


真幸が
白百合旅館の裏の居間に
顔出したのは20時を
少し回った頃だった。

ずっと部屋に籠っていた為に
すっかり
無精髭が伸びて
目の周りが窪んでいた。

それでも
白百合家の人々と
太郎と一緒に夕飯をとると
少しばかり
体力が
回復してきたようだった。

食事が終わると
ソファーに座って
ポケットから
太郎の腕時計⌚型
コンピューターを取り出し
太郎に渡した。

それから
もう一方のポケットから
少し小型の腕時計⌚を
取り出してサキに言った。

これはサキさんの物です❗

サキはビックリした顔で
真幸を見た。

サキさんの大事な人を
借りて行くのですから
これくらいの事はして
おかなきゃ
流石にマズイでしょう🎵

主人の銀太も女将の薫も
その腕時計⌚型
コンピューターを覗きこんだ。

これは
時代を超えても
会話やメールが可能な装置を
備えたコンピューターです❗

私の物も含めて
太郎さんとサキさん用に
3つ準備しました。

そんな事が可能なの⁉️

女将の薫が思わず尋ねた❗

まだ
世界で開発は
されていませんので
私が作りました。

すごーい🎶
真幸さん❗
どうも
ありがとう🎵

サキが嬉しそう言った。

と言うことは
太郎さんが
例えば過去に旅立っても
連絡は取り合えると
いう事になるのね🎵

頻度を少なめにして欲しいのと
それと
なるべく会話でなく
メールであれば
電池の消費が少ないので
大丈夫でしょう🎶
もう少し
改良の余地があるのですが、
今回は時間がありませんから
これで我慢して下さいね🎵

私もその腕時計⌚が
欲しいわ🎵

女将がポツリと言った。

女将さんと
太郎さんの
お母さんのユイさんには
こちらに帰って来てから
作りますから
ご安心して下さい…🎶

壁に掛けられた
摩耶の写真も
私のも是非頼んで❗
と自分の顔に指を向けて
女将の薫にアピールしていた。

それでは
早速、大丈夫かどうか
実験をしてみましょうか…⁉️

三人は
腕時計⌚型コンピューターを
着けると実験を始めた。

その日も
大原の夜は静かに
更けていった。

           (つづく)


ここまで
長い文章を
読んで頂きまして
ありがとうございます。
m(_ _)m

このお話は
バーチャル世界🌍️の話であり、
登場人物はblog世界とは
一切関係ありません。