(夢の宅配便) 夢幻その1 竹中歌留呂須
さて、どうなるでしょうか⁉️
埼玉県北東部の町に住んでいる
竹中歌留呂須は最近になって
非常に疲れがたまっていた。
年明けから、
長い間世話になった職場を離れ、勤め先を代えたこともその要因の一つかも知れない、
そう思ったりしていた。
それに、新しい会社のリズムにまだ慣れきれていない。
そればかりでなく
母親の具合も良くなく、
より神経もすり減らしていた。
だからと言って、
このコロナ禍の御時世では、
大好きな温泉へ浸かることも
出来ない。
そういう時に、
少し前に一度使ってみた
(夢の宅配便)夢幻に
再度コンタクトを取って
みることにした。
昨年の末に、
大好きな競馬で久しぶりに儲けたので、少しばかり金銭面で余裕もあった。
さて、
今度はどんな夢🌛✨を
見させてくれるのか❗
それで、
温泉へ行く代わりに、
少しでも疲れが取れれば良い‼️
そう、思っていた。
早速、
パソコンで[(夢の配達便 )夢幻]
へメールで申し込みを送った。
彼の傍らの新聞紙には、
忘れられない歌の
読者のアンケートのランキングが載せられていた。
(夢の宅配便)夢幻から返信メールが届いたのは3日後だった。
帰宅後に気付いて
返信メールを開けた。
その途端に目の前が、
真っ白な光につつまれてた。
そして、いつの間にか…
竹中氏が気がつくと
レコードが沢山並べられた
少し洒落た喫茶店に
彼は座っていた。
若い女性のウェイトレスが
お水をテーブルの上に置いて
ご注文はお決まりに
なりましたか?
ふと、その顔を見ると
どこかでみたような懐かしさがその顔にはあった。
しかし、
ずっと彼女を見てる訳にも
いなかいので、
それでは、ホットコーヒーを。
今日のお勧めは、
どうされますか?
そうなんだ。
じゃ、キリマンジャロでお願い致します。
軟弱だなぁとは、
思ったが口から既に
言葉が出ていた。
立ち去る彼女の後ろ姿を
見ながら、
その姿にも見覚えがあった
ような気がした。
一体、どこでだろう⁉️
その時、
前の席に
ガサッな野暮ったい学生風の
二人が座った。
その席に
彼女が同じように水を運んで
テーブルに置いた。
小柄なメガネの男性が
チョコレートパフェを2つ。
えっ、ご注文は
チョコレートパフェ、
2つですね。
少々、お待ち下さい。
彼女は
少し驚いたようでもあったが
再び立ち去った。
あの少し驚いた表情は
どこかで見覚えが確かにある
竹中氏はそう思った。
前の席から声が聞こえた。
だから、恥ずかしいって
言ったじゃないか。
男二人でチョコレートパフェ
なんて、食べるのは…
ダメだ‼️
失恋😱💔した時には、
チョコレートパフェを食べる
という約束を
昔、かわした事があるだろう‼️
ここで
チョコレートパフェを食べて
恥ずかしさと
美味しさを堪能しないと
次へは、進めない‼️
何言ってんだ‼️
タダ、甘いものが好きな
だけじゃないか‼️
振られたのにかこつけて、
食べたかっただけではないか‼️
そんな会話が聴こえてきた。
それから
静かになった店内には
山口百恵の
(いい日旅立ち)
が流れているのが
聴こえていた。
懐かしさの余り
すっかり、
竹中氏は
音楽を聞き入って
しまっていた。
その時、
突然、目の前に
置かれて
再び、
現実に戻され
竹中氏は少し慌ててしまった。
コーヒーを置きながら、
ウェイトレスの彼女が
竹中氏に小さな声で呟いた。
歌留呂須、
慌てないで
熱いからゆっくりしながら
コーヒーを飲むのよ❗
えっ👀⁉️
それは
いつも聞きなれた
お袋の声だった‼️
そして、
そこには、
若い頃のお袋の顔があった。
道理で
見覚えがあった筈だ‼️
最初は
歌留呂須に
わざと気づかれないように
普段使わない高音の声を
使ってみたの❗
それに、
貴方は写真でしか知らない
昔の若い時の
私の姿だものね🎵
嬉しいそうに
若いお袋が笑いながら
言った。
久しぶりに
若々しい元気なお袋の顔を
竹中氏は見た。
それと同時に
前の席の男の一人が立ち上がり
竹中氏に向かって言った。
今回の
(夢の宅配便)夢幻は
いかがでしたか⁉️
満足して頂けましたか⁉️
少しは、
お疲れがとれましたか⁉️
竹中氏は
満足そうに
キリマンジャロのコーヒーの
香りを口の中に
運んでいた。
ここに登場する人物は
全てバーチャル世界🌍
の事です。
ここまで
長い文章を
読んで頂きまして
ありがとうございます。
m(._.)m