yumegakureblogの日記

日日是好日…のたりのたりかな

つれづれ散歩 34 始まりは無縁坂、終りは 団子坂 散歩

DSC_0853.JPG上野のまで足を伸ばして散歩をする時のコースは、個人的には大きく2つあります。

一つは、上野公園から谷中墓地を抜けて日暮里へ向かうコース。
このコースは、特に春の花見🌸🍺🌸の時は最高です。
人の多い上野公園はなるべく軽めに抜けて、人の少ない谷中墓地でゆっくり歩くと、桜🌸が思いきり堪能できる。

もう一つは、不忍池を抜け、無縁坂を登り、本郷通りを真っ直ぐ進み、団子坂を下り、谷中を通って日暮里に行く本郷台地を行くコース。

普段、起伏のない平垣な場所しか歩かないので、こういう坂を登り下りするのが割りと気分転換になる。

今回は、2番目のコースの散歩。

上野駅を降りて、不忍池へ。
この辺りは、昔は上野台地と本郷台地の間は海が入り込んでおり、遠浅の入江だったと考えられている。
時代が下るに伴い、海水が引いていき、やがて不忍池が残った。

本郷台地の根津谷に面した(弥生町)から土器が発掘された。
(縄文式土器)とは異なっていた事から、場所の名前から(弥生時代)という呼び名が付けらる事になった。

そして、(無縁坂)。
(さだまさし)氏の歌でも有名な坂。

不忍池弁天島から本郷台地に伸びた道を渡り、(不忍通り)を横切った所にある幅の狭い坂道である。
最初は、無縁坂は詩の中の架空の坂だと思っていた。
本当にあると知った時は多少驚いた、本当にあるんだ、と。
無縁坂の名前は、この坂の傍に(無縁寺)という名前の寺があり、其処から付けられたらしい。

左手には(三菱財閥)の創始者である土佐藩出身の(岩崎弥太郎)の住いであった(旧岩崎邸)があり坂道側には石垣が積まれている。
岩崎弥太郎は(坂本龍馬)とも懇意であり、龍馬が思い描いていただろうと思われる(経済戦略)をより具体的に、より確実に、実施していったような気がしている。

更に、この坂を登りきった右側は(東京大学病院)の敷地になっている。
この場所は(旧加賀藩)の屋敷があった所で、(上野戦争)の際には(大村益次郎)が(アームストロング砲)を設置して上野台地の寛永寺に砲弾を撃ち込んだ場所。
これによって、上野戦争は終りを告げた。

私にとっては、坂道の幅も坂の傾斜角度も適度に心地よく、無縁坂を登り終えた。
DSC_0863.JPG本郷台地の尾根にある(本郷通り)に出ると只ひたすら真っ直ぐ進む。
東京大学の赤門を通り過ぎて行くとその先に(本郷追分)がある。

江戸時代、本郷追分を左に行くと(中山道)に繋がり、その先の(板橋宿)に向かう。
右に真っ直ぐ行くと[日光御成街道(岩槻街道)]となり、その先の(王子)へ向かう。
五街道と同様に整備された脇往還
の一つになっている。
この街道は、将軍が日光へ参拝する際に通った所、それ故(日光御成街道)と云われるようになった。

その街道の途中に(千駄木)から(谷中)に抜ける道がある。
本郷台地の上から低地の谷田川(藍染川)へ向かう坂がある。
江戸時代の谷中、小石川、本郷絵図には(タンコサカ)と片仮名で記載されている。
これが千駄木の(団子坂)事になる。
DSC_0855.JPG名前の由来は、坂に団子屋🍡あったとも、坂が急で転げ落ちる様が団子のように見えたとかあるが、実際の所はよく分からない。
ここから、東京湾が見えた事から(潮見坂)という呼び名もあった。

江戸末期から明治にかけて、巣鴨の(染井)辺りの植木職人が(菊細工)を始めた。
その後、団子坂辺りに多くやってきて、(菊人形)を始めた所評判になり、大変な賑いになったらしい。
菊人形の始まりは、この団子坂であったらしい。

それと、江戸の(藪蕎麦)はこの団子坂にあった(蔦屋)が本家であり、その弟子達が(神田)(上野)(浅草)に広めた。
今は、藪蕎麦の三名所と呼ばれているらしい。
しかし、(蔦屋)は主人が相場に手をだし失敗して店を潰し、今ではこの場合にはない。

(森鴎外)、(夏目漱石)、(二葉亭四迷)、(正岡子規)等がが近くに住んでいた為に、彼等の書いた小説や俳句に度々登場したりしている。

個人的に一番そうだったのかと、思ったのは、
(江戸川乱歩)が初めて名探偵(明智小五郎)を登場させたのは(D坂殺人事件)という事件であった。
この(D坂)こそ、(団子坂)なのです。

上野からの2つのコースは、上野台地の尾根を通るか、本郷台地の尾根を通るかの違いなのですが、其々の特長がハッキリと解り、違いが解る所でもあるのです。

最終目的地は同じなのですが、違う道を歩くというのも散歩の醍醐味の一つだと思っている。
こういう散歩を季節毎にするのは実に楽しいと思う、この頃です。

ここまで読んで頂きまして、
ありがとうございます。
m(._.)m


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